頭痛が痛い

怪文を綴る腐女子

冬馬くんのフィギュアが届いた日の記録

 

 

嘘だ。

PM15時現在、冬馬くんは未だ届いていない。

今日は朝から冬馬くんの到着を今か今かと待ちわびている。家に折り紙があれば、細く切って輪っかにして繋げ、「WELCOME」の文字と共に玄関に飾りつけたかったのだが、残念ながらそんなものはない。

そんな調子で、朝からずっとソワソワしっぱなしなのだ。10分おきに佐川の追跡サービスを確認してはオロオロしている。どうにもこうにも落ち着かないので、こうなったらしたためようと思い、こうしてキーボードを叩いているという次第である。

本当に冬馬くんのフィギュアが届いてしまうのだろうか?延期に延期を重ねたあの冬馬くんが?なんだか怖くなってきた。サスケェみたいなのが届いたらどうしよう。

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チャクラ宙返りする冬馬くんのフィギュア



ああもう全然心が落ち着かない。身体がずっと揺れている。冬馬くん以外のことでも考えて気持ちを紛らわせようかな。マジカルバナナでもするか。え~っとバナナといったら果物、果物といったらリンゴ、リンゴといったら赤い、赤いといったら天ヶ瀬冬馬……。だめだ、全ての物事が天ヶ瀬冬馬に収束してしまう。やはり冬馬くん以外のことを考えるなんて不可能だ。私は死ぬまで冬馬くんのことを考えていたい。

そうだ、冬馬くんを思って俳句でも詠もう。えー、ととのったよー。

 

冬馬くん フィギュアになっても カッコいいし美しいまさに神が生み出しアイドルの黄金比それが天ヶ瀬冬馬

(字余り)

 

季語は「天ヶ瀬冬馬」だ。季節はもちろん春夏秋冬全てである(冬馬くんは春夏秋冬いつでも一番輝いているので)。

 

 

まだ来ないな……。

 

 

そういえば、最近ポケモンソードで「冬馬くんの手持ちのリザードン」を作ったので、ちょっと見てほしい。

我ながら、なかなか冬馬くんらしい技構成だと思う。技の採用理由は全て「カッコいいから」だろう。冬馬くん本人もオーバーヒート気味なとこあるしね。あと「どんなピンチでもメガトンパンチ」って歌ってたし。個人的には冬馬くんのリザードンはキョダイマックスよりもメガ進化してほしい派だ。冬馬くんのリザードンメガリザードンX、そして輝のリザードンメガリザードンYにそれぞれメガ進化したらめちゃくちゃ熱いと思う。

ちなみに、グラブルの推し、カインの手持ちのフライゴンも作った。

こちらは冬馬くんの小学生みたいな技構成と違って、ガチで組んだ。なぜならカインはそういう奴だから。対人戦だと今の環境では厳しいだろうが、バトルタワーの攻略くらいならいい感じで使えると思う。

「推しの持っていそうなポケモンを考えて私が育てて私が愛でる」というのは、冷静に考えてみるとなかなかキモい。まぁキモいのは今に始まったことではないのだが……。

 

ところで冬馬くんのスリーサイズの話なのだがア゛ッッッヅァ!!!!!!!!

 

 

 

インターホンが鳴った。

 

 

 

 

 

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冬馬ぐん!!!!!!!!

ダンボールを開けて撮った写真なのだが、今見たらめちゃくちゃブレていた。

とりあえず箱を手に取ってみたが、思っていたより大きい。これが冬馬くんの1/8か……。8個買って縦に並べたらそれはもう冬馬くんそのものではないか。

箱のまま、冬馬くんをじろじろと舐めるように眺めまわす。箱のデザインがカッコいいのもあって、ここから出したくない。フィギュアは箱から出さないと劣化するそうだが、冬馬くんが劣化なんてするはずがないだろう。100万光年後もこの姿のまま出土するに違いないのだ。そして「かつて人類が信仰していたと思われる神の偶像」として、100万光年後の博物館に展示される。

つまりは、箱から出そうが出すまいが、冬馬くんは変わらないのだ。よ~し、出しちゃうぞ。

箱を開け、中のフィギュアを固定するプラスチックのやつをこじ開けていたら、冬馬くんより先に冬馬くんの右手が出てきた。これは本体から外れたわけではなく、付け替えパーツとして元々別で付属していた右手である。

 

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よ~く見てほしい。わかるだろうか?そう、爪が光り輝いている。私の爪なんてつい昨日マニキュアを剥がしたばかりだからガビガビのガビだというのに、冬馬くんの爪は彼の進む未来ように輝いている。冬馬くんがダイヤの指輪を嵌めたとしても、彼の爪の輝きには敵わないだろう。むしろ私が冬馬くんの爪を加工して作った指輪を嵌めたい。この右手を宝石屋さんに持っていったらいいのだろうか。

 

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この指の反り加減も見てほしい。なんと美しいのだろうか。冬馬くんが指先までアイドルとしてバシッと意識していることの表れだ。冬馬くんはアイドルとして生まれアイドルとして死ぬので、ただ存在しているだけで彼は髪の毛一本とっても「アイドル」であることに変わりないのだが、それとは関係なく冬馬くんは「アイドル」として在ろうとする。そんな冬馬くんはすでに概念的な「トップアイドル」だと私は思うのだが、冬馬くんは常に上を目指し続ける。なぜならそれこそが冬馬くんの考える「トップアイドル」だからだ。彼自身がそう認識しているわけではないだろうが、アイドルとしてこの世に生を受けた冬馬くんは本能でそれを理解し、行動している。天ヶ瀬冬馬」を更新し続ける、それこそが「トップアイドル」であり、冬馬くんのその姿勢が周りを巻き込んで追い付け追い越せと切磋琢磨して、冬馬くん自身もまた上のステージへと進めるのだ。

 

 

話を戻そう。

 

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ちなみにこの指の形は「SideMポーズ」といい、昔SideMのラジオにてリスナーが提案したポーズである。当時のパーソナリティのドラスタが採用し、自然と定着してSideMキャストが写真を撮るときは皆ピースの代わりにこのポーズを決めるようになり、今では振り付けの一部としていろんな楽曲にも採用されている。ラジオでそういう決めポーズを募集していたわけではないので、ファンの思いつきにしては破格の扱いである。ハッキリ言おう。羨ましい。今までは「このポーズ考えた人すごいな~」としか思っていなかったが、今は猛烈に羨ましい。冬馬くんの右手として採用されるなら、私も何かしらポーズを考えればよかった。こう……グーを作って、親指は中に入れて人差し指と中指の隙間から出すとか……どうだろうか。(不採用)

嗅いでみたらいい匂いがしたので、舐めてみたらちょっとしょっぱかった。これが冬馬くんの味かあ……。13000円って味がするな。とりあえず元の箱に戻すか。ん?なんかこの右手に対してやけにデカい箱だな。

 

 

右手を愛ですぎて、本体のことをすっかり忘れていた。右手だけでも十分堪能したのに、まだ本体が残っているのか。13000円でこれはコスパが良すぎる。

本体の方を手に取って、改めてじっくり眺めてみる。まぁ、こんなことは届く前からわかりきっていることなのだが、

 

 

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顔が良い~~~~~~~~~

360度、どこから眺めても顔が良い。

 

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顔、ヨシ!

 

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ヨシ!

 

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アホ毛もヨシ!全部ヨシ!100点満点中……961315兆点!!!!優勝は、神奈川県の天ヶ瀬冬馬くんです!おめでとうございます!

 

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ひとつひとつ説明していたら、日が暮れるどころか太陽が地球に衝突して人類が終わりを迎えてしまうので泣く泣く割愛するが、冬馬くんの顔は目と眉がめちゃくちゃ近くて良い。常に凛々しく上がった眉こそ、どんなときもへこたれない冬馬くんの象徴だ。これまで自分が積み上げてきたもの、歩んできた道を信じているからこそ、冬馬くんはいつも自信に満ち溢れている。冬馬くんの言う「楽勝!」は決して驕りなどではなく、確かな自信に裏付けされたものなのだ。この眼差しが見据える未来は、きっと明るいだろう。

 

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ちなみにこの衣装、腹が出ている。

こ、こら!ぽんぽん冷えちゃうでしょ!ないないしなさい!

とりあえずシュシュをつけといた。

 

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今度は下からローアングラーしてみる。尻が小さい。小さいっていうか、これ尻ある?太ももとほぼ変わらないじゃないか。私の尻の方がはるかにデカいし、冬馬くんの5倍くらいあるんだが。本当にH80か???ちょっと計ってやろうじゃないの。

私の尻が400cmなだけだった。

 

 

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今度は横から撮ってみた。この胸の反らし方、いかにも冬馬くんらしい。なびくジャケットも様になっている。冬馬くんほどのアイドルともなれば、着ている服まで自在にコントロール出来るようだ。それにしても君は腰も細いなあ。ジャケットがたなびいているせいでこちらは測れないのが残念だ。

 

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そして後ろから見ても、冬馬くんはカッコいい。後ろ頭がツンツンしているのも、ハリネズミのようで可愛い。当たり前なのだが、それなりに肩幅があって広い背中であることに「男」を感じてしまう。小さい頃は私に泣かされていたばかりだった幼馴染の男の子が、高校生になってひょんなことから私をおぶってくれた時の背中とよく似ている。まぁ私にそんな幼馴染はいないので、全て妄想なのだが……。

 

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足だけ見ても良い。計ってみたら、股下が12cmあった。つまり本物の冬馬くんは股下が96cmある。冗談抜きで、私の腰の位置から冬馬くんの足が生えている。いつも内田雄馬氏と八代拓氏が並んだ写真を見ては「雄馬くんの腰の位置と拓ちゃんの股間の高さ一緒じゃん」と思っているのだが、私と冬馬くんが並んだらまさにあんな感じだ。そしてこれは学生時代ユニクロで働いていた私が断言するのだが、ユニクロには冬馬くんの股下に合うズボンは存在しない。冬馬くんがユニクロジーンズを買おうとしたら、裾直ししなくても七分丈になってしまう。仮に冬馬くんの股下もカバーできるジーンズが売っていたとしても、フィッティングルームで裾直しのために股下を計るのも一苦労だ。私が冬馬くんの裾調整を担当したら、絶対口に出して「長ッッ」と言ってしまう。

身長175cmで股下が96cmなら、オタクの誇張表現無しで身体の半分以上が足だ。これからは胸を張って、冬馬くん足長すぎ~!身体の半分足じゃ~ん!と言える。

オタクの誇張表現はそれどころではなかった。冬馬くんも顔から足が生えてるね。

 

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せっかくなので、アクセサリースタンドにしてみる。冬馬くんはわざわざ活用法なんて考えなくてもそこに存在しているだけで十分なのだが、先に述べたように冬馬くんは常に上を目指している。どんなときも自分の可能性を広げたいと願う冬馬くんを手伝うのが、プロデューサーの仕事ではないだろうか。右腕にはネックレスやブレス、左腕にはリングなども置けそうだ。しかし冬馬くんにアクセサリーを引っかけて保管していたら、冬馬くんの輝きにアクセサリーの方が光を失ってくすんでしまいそうである。冬馬くんが輝いてくれるのはたいへん喜ばしいのだが、私が身に着ける物が魅力を失っては困るので、アクセサリースタンドにするのはやめておいた。

 

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あとこれは付属の説明書だ。冬馬くんのアホ毛にピンポイントで「破損に注意」と書かれている。冬馬くんのアホ毛はデリケートらしい。この説明書だけでも興奮してしまう。「毛先が尖っています。ケガをしないようご注意ください。」……ふふふ、なんだか961時代の冬馬くんを思い出す。あの頃は尖っていたなあ。そう、まるでこの毛先のように……。

 

 

昨日までは普通に箱から出して棚に飾っておくつもりだったのだが、実物を見れば見るほど「ちゃんと飾らねば……」という気持ちになってくる。もちろんこの箱も背景がちゃんとついていてカッコいいのだが、もっとこう、毎日360度眺めたい。そうだ、あの回るやつに乗せて飾りたい。寿司は回らない方がいいが、フィギュアは回る方がいいに決まっているのだ。今度コトブキヤに行って回るやつを物色してくるか。

 

 

 

 

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この右手はどうしよう。

 

 

 

 

 

 

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お、フレンチっぽい。

こちら、前菜の「天ヶ瀬冬馬のライトハンド~深紅の涙を添えて~」でございます。

 

 

 

 

いや、これだと保管法ではなく調理法だ。

皿なんかに乗せて置いておいたら、本当に食べかねない。

どうしたものか……。

 

 

 

 

コトブキヤに行った際は、右手用のディスプレイケースも見てこようと思う。